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【25卒イベント】ISUCON研修おかわり会を開催しました

先日の6/26にISUCON研修おかわり会という25卒イベントを開催しました。
技術イベントを主催するのが初めてだったので、反省なども含めて記事にまとめます!

3行サマリ

  • 25卒の繋がりを作るためにISUCONをテーマにしたイベントを開いたよ
  • 反省点もあったけど何とかいい感じになったよ
  • これからも25卒エンジニア向けイベントやるから来てね

きっかけ

5,6月にCTO協会が主催する、新卒エンジニア合同研修というものに参加していました。

これは

「エンジニア育成ワーキンググループ」を主軸として、新卒エンジニアの育成コストを抑えつつ、業界全体・企業横断で育てる試み

としてCTO協会の方々に主催していただいているもので、主にスタートアップの新卒が集まって毎週様々なテーマについての研修を受けることができました。

https://cto-a.org/news/20250408_release

その中のある回では「ISUCON研修」と銘打ち、3人1組のチームになってISUCONのサンプル問題(private-isu)を丸一日かけて解くという研修がありました。

僕はその研修に向けてISUCON本でみっちり練習してから臨んだので、それを活かして基本的な事はできて、チューニングの楽しさを感じることができました。

ただ研修の参加者は開発経験に関しても幅広い層が参加しており、ISUCONの魅力を感じきれないまま終わってしまう方も居た印象があって、個人的にISUCONが楽しかった身としては「もったいないなぁ...」と感じていたため、研修中に仲良くなったkazu-gorと一緒にリベンジイベントを開催することにしました。

パフォーマンスチューニングが何も分からないという人向けには改善活動の楽しさを、基礎的な内容に留まらずより発展的な内容を知りたいという人向けには更に深い内容を伝えられる会にしようと決め準備に取り掛かります。

その際、去年の合同研修をきっかけにスタートした24卒コミュニティを運営されているyuhiさんにも相談に乗っていただき、イベント開催の大きな助けになっていただけました。

https://zenn.dev/24th_dev/articles/ed424c70e55193

内容

先述の通り、研修参加者の開発経験やISUCON経験にはかなり幅があったので、当日は初級と中級以降に分けて開催することにしました。

初級は0からパフォーマンスチューニングの基礎をハンズオン形式で学んでいく講義、中級以降は基礎的にパフォーマンスチューニングができている前提のグループワーク形式です。

初級では「自力で改善活動を一つやってみる」というのを目標として、パフォーマンスチューニングの第一歩を助けられる様な内容にできたら嬉しいと思っていました。

準備

当日までに準備したものは以下の通りです。

講義資料

初級向けにパフォーマンスチューニングの基礎的な講義資料を作成しました。
ISUCONの基礎中の基礎は勉強できる内容なんじゃないかと思います。

ISUCON環境

当日0からprivate-isuの環境構築をしたりログの設定をするのは平日夜の2時間では不可能だと思ったので、事前にすぐに開発を始められるような環境を用意しました。

初級者用にはログの設定を済ませ、Makefileに一通りのコマンドをmakeコマンドで叩ける様にした環境を、中級者以降にはサーバーを3台構成にして基本的なチューニング(インデックス、N+1、静的ファイル、テンプレートの事前生成、DBのコネクション etc...)を終わらせた環境を用意しました。

環境はprivate-isuに上記の内容を追加したAMIを用意してcloud formationで一発で用意できる様にしました。

また講義中にコマンドを全て手打ちする訳にも行かなかったのでMakefileに全てのコマンドを用意し、各講義part用に叩く必要があるコマンドを全てまとめたcommand.mdを準備しました。

https://github.com/arfes0e2b3c/private-isu-okawari/blob/master/Makefile

https://github.com/arfes0e2b3c/private-isu-okawari/blob/master/lecture/part1/command.md

それらは全てこちらのprivate-isuフォークリポジトリに格納されているのでもし良ければご覧ください。
https://github.com/arfes0e2b3c/private-isu-okawari

その他の諸々

  • 参加者集め:これがないと始まらない。研修後の懇親会でいろんな人に声かけました。
  • 会場設営:会場自体は弊社オフィスを借りたので問題なかったですが、一応録画をしたりなんだりと環境が必要だったのでちょい時間がかかった
  • 軽食:終業後に行うので食べるものが必要だとなり、作業しながら食べられる銀座のサンドイッチを用意しました。めちゃくちゃおすすめです

https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13231045/

結果

当日は20人弱の25卒が集まって楽しくイベントを開催することができました!
開催後アンケートでも4.5以上の評価をしてもらったので開催する意味があったかなと思っています。

当日もワイワイと楽しく話しながら講義を進めて行けたのでいい会になったのではないかなと思います!

image
タイミングが遅くなって全員で撮れなかった...

反省

ハンズオン形式が難しすぎた

全員の環境をその場で構築してハンズオンを行うというのは相当難しいんだなと今回のイベントを開催して感じました。参加者による変数をできるだけ排除しようとcloud formationやMakefileなどを準備しましたが、それでもOSや様々な環境の違いでスムーズに進めるのが難しかったです...
スムーズにできなかった事は申し訳なかったなぁと思います。

Makefileでコマンドの隠蔽してしまった

これは当日のオペレーションを考えると仕方ないことではあるのですが、Makeコマンドでほとんどのコマンドを隠蔽したせいで実際のコマンドやオプションの詳細に触れることができなかったのも学習体験として良くなかったなと思います。

実際のISUCONでは元のコマンドを使うなり自分でMakefileを用意する必要がある訳で、それに触れる機会を作れなかったのが微妙でした。

中級者側の準備が疎かになった

初級者用の講義資料や環境を用意することに忙殺されて中級者用にちゃんと学習環境を用意しきれなかったのが申し訳なかったです。

当日はISUCONに詳しい同期がいい感じに周りを巻き込んで教えてくれていたおかげで学びのある時間になっていそうでしたが、本来はそれは主催の僕たち2人が用意しておくべきものだったと思います。ボトムアップを意識しすぎて全体の満足度を上げきれなかったのが悔しかったです。

生活リズムが終了した

直前1週間は、仕事が終わった後に準備をずっとして、休日は丸一日準備をしてといった感じだったので結構大変でした。

kazu-gorと限界の中頑張って何とか形にはなりましたが、もう少しやるやらを厳しく見たり、時間の捻出や同期的な作業の時間を作れたら変わった部分もあったのかなと後から思いました。

まとめ

反省点もあるイベントではありましたが、25卒イベント開いて無事終了できた事は素直に楽しかったですし達成感がありました。

合同研修でできたこの繋がりをこれからも継続できるように25卒向けイベントをこれからも続けて行けたらいいなと思っています!

次もやるよ

という事で次もやります!!
7/25(金)の19-21時で株式会社エブリーのオフィスでやります!

次は入社して4ヶ月の25卒としての働き方を社外の人と話して交流を深める会を開催します!

この4ヶ月間でうまく行った事、行かなかった事、悔しかった事や、できる様になった事。それぞれの会社のそれぞれの環境でどの様に同期が頑張っているのか苦しんでいるのかを共有できる場にできたらいいなと思っているので25卒エンジニアの方ぜひ参加をお待ちしています!!

申し込みはこちらから↓
https://forms.gle/Eo9uKzAfaTMkzJzt8

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YUKI YATA

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株式会社LayerX
フロントエンドエンジニアを目指しています。
Vue / React / Go / TypeScript

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    著者名

    やた

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    公開日

    2025/07/06

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    更新日

    2025/07/07

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    約3842字

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